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RELEASE

    

2011年03月14日

JUNK!JUNK! JUNK!∞2010のLIVE DVD が2011.3.30発売されます。

2010年9月19日 北海道倶知安町 旭丘スキー場にて開催されましたスパークスゴーゴー結成20周年記念スペシャルライヴ JUNK ! JUNK ! JUNK ! ∞ 2010年のライヴDVDが2011年3月30日、キューンソニーより発売されます。

DVDの詳細につきましてはスパークスゴーゴーのホームページこちらをご覧下さい。

ホンマに良いロックコンサートでしたのでライブ会場に行けなかった方、もちろん行かれた方もDVDを楽しんでいただけたら嬉しいなあと思っています。
手前味噌ですがマットマカレルも参加しております。そしてTHE BAND HAS NO NAMEも1曲入ってます。しかし何といってもスパークスゴーゴーの気持ちの良い演奏です。
これはロックです。LOVE, PEACE & HAPPINESSです。

松浦善博 MATT MACKEREL

2011.3.30 OUT!- SPARKS GO GO 20th Anniversary Special JUNK! JUNK! JUNK! ∞ 2010

110304SSG_JUNK_DVD_JK_500.jpg【SPARKS GO GO結成20周年、倶知安での祭典をDVD化!】
スパゴー結成20周年を記念して北海道倶知安町にて開催された「JUNK! JUNK! JUNK!∞ 2010」。スパゴーにゆかりのある豪華アーティストが集結した夏の祭典の模様をここに!!

■SPARKS GO GO 20th Anniversary Special JUNK! JUNK! JUNK! ∞ 2010
2011.3.30発売 KSBL-5949 / ¥4,515 (tax in)
【初回仕様限定】スペシャル・プレゼント・キャンペーン応募ID入り(応募締切:2011/4/30)

<出演収録アーティスト>
SPARKS GO GO / ユニコーン / 真心ブラザーズ / PUFFY / チャットモンチー / detroit7 / MATT MACKEREL / OKAMOTO’S / 倶知安乃風 / MSG


【収録内容】
▼detroit7
・IN THE SUNSHINE(w/たちばな哲也)

▼チャットモンチー
・ハナノユメ
・Last Love Letter

▼MATT MACKEREL
・Clark Field

▼UNICORN
・裸の太陽
・オッサンマーチ
・WAO!

▼OKAMOTO'S
・Run Run Run

▼倶知安乃風
・芋
・TOKIBI

▼PUFFY
・サーキットの娘(w/橘あつや)
・誰かが(w/橘あつや)

▼MSG
・Detroit Kutchan City (Detroit Rock City)

▼真心ブラザーズ
・サマーヌード
・空にまいあがれ

▼SPARKS GO GO
・ざまーない
・bird
・クモの糸(w/ANCHANG)
・夏の大将(w/阿部義晴 from ABEX GO GO)
・マルホランド・ドライブマーケット(w/奥田民生、松浦善博 from THE BAND HAS NO NAME)
・極楽天国
・SAD JUNGLE
・SOMETHING WILD
・オレンジの夜
・LET'S GO(w/ALL CAST!!!)

特典映像収録付き!


SPARKS GO GO 20th Anniversary Special 「JUNK! JUNK! JUNK!∞ 2010」 [DVD]

2010年10月25日

MATT MACKEREL 「 LIFE IN BLOOM」2010年11月3日(水)New Release!!

mattflyerfront.jpg

インストルメンタルのすすめ

■MATT MACKEREL 「 LIFE IN BLOOM」
2010年11月3日(水)発売
YYCF-125 6曲入り ¥1,800(税込)

ここはジャパンか、ハワイか、はたまた太平洋か?
松浦New Project
『MATT MACKEREL(マット・マカレル)』
奏でる楽器が心地よい風を送りこんでくれる。
New Album 『LIFE IN BLOOM』

▼参加ミュージシャン
松浦 善博(G)
奥田 民生(G)
Danny From もりきこ(G)
Junny From もりきこ(G)
小原 礼(B)
アポロン(B)
湊 雅史(Dr)
川畑 大城(Per)
サトウケイタ(Per)
斎藤 有太(Pf)
石井 為人(Pf)

詳細はこちら >>第48話 マット・マカレル

LIFE IN BLOOM
MATT MACKEREL

バウンディ
2010-11-03


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2010年10月17日

第48話 マット マカレル

9月19日北海道 倶知安町旭丘スキー場にて開催されました JUNK JUNK JUNK ∞2010 にご来場下さいました皆様、本当に有り難うございました。
スパークスゴーゴーの結成20周年を大勢のみなさんといっしょにお祝い出来たことを心から喜んでおります。

スパゴーはここまできたら、この先10年、いや20年、30年は続けてもらわなアカンなあ。そやけどやっぱり‘継続は力なり’やなあ、などと飛行機の中であれこれ考えながら一人おとなしく関西国際空港へ帰ってまいりました。そう言いますと、このところ飛行機恐怖症が見事になくなりまして、新幹線よりむしろ快適で早いなあと飛行機派に華麗に転身しようかなと思案中であります。
 
さて、マット マカレルです。
マットマカレルっていったい何なんや? 人の名前なのか、バンド名なのか、はたまた昨今流行りのコラボレーションなのか、さっぱり分からん方がほとんどやと思います。ただ有り難いことにJUNK×3でラッキーなデビューを飾らせてもらいましたのでライヴにいらした方はすでにご存知かとは思いますが、ここで改めてお話します。

8月4日に発売しました RAINBOW ROLL、そして RAMBLIN’ROLL は6曲入りのアルバムです。それぞれの収録曲は同じですが曲順が間逆なので聴こえかたがまるで違うという多分世界初の試みの話題作?であります。
そやけど当初の予定では10数曲入りの通常のアルバムを予定していたのでありました。それがなんでこないなことになったかと申しますと。

レコーディングも終盤にさしかかったある日、ニュートラックスの大瀧さんがヴォーカルの気になるところはないかをチェックのために6曲をCDRにして送ってきてくれました。

早速聴いてみますとこれがメッチャ聴き心地よかったんです。そして何度も繰り返して聴いているうちにだんだん「インストロメンタルのアルバムとヴォーカルアルバムを別々に出されへんかなあ?」と思えるようになってきました。

さっそく大瀧さんに相談しましたところ全く同じように感じていたとのことで、何度も話し合いを重ねインストロメンタルアルバムとヴォーカルアルバムを別々にリリースすることが決まりました。

結果、先に発表されたのがレインボー&ランブリンのアルバムです。

そして、残り物には福があると申しますが、僕にとって始めてのインストロメンタルのアルバムも続けてリリースされることになりました。

当初は当然、松浦善博名義でリリースする予定だったのですが、何か楽しいことをしたいなあと考えていました。

そんな時、昔自分でつけたペンネームを思い出しました。もちろん世には出ていない名前です。そのペンネームがマット マカレルだったんです。マットはネヴァダ州の高校に短期留学した時、クラスの担任の先生につけてもらった名前です。「マトゥーウーラやから今日からお前はマットや!!」

メチャ簡単な発想でつけられたそのニックネームが僕はゴッツイいやでした。
「僕は敷物とちゃうぞ」とずっと思っていました。そして、ハワイの高校に転入してからはSAKANAとよばれるようになりその理由も実家が魚屋だからというこれまた単純なもので後日YOSHI-SAN に改名され落ち着きはしましたが、アメリカにおけるニックネームのつけかたのシンプルさにはホンマ恐れ入りました。

「SAKANAかあ!そない言うと親父、八戸のサバを主力商品で扱ってたなあ。サバは英語でMACKEREL, うーん、MATT MACKERELかぁ,語呂ええなあ、外人みたいやなあ、よっしゃ、これでいこう」と10数年前に密かにつけたこの名前、いや、芸名でまさかアルバムを出すことになるなんて夢にも思っていませんでした。

大瀧さんにこのペンネームのことを話したら「ホントにあるようで語呂がすごくいいからいけるんではないかい」とのことでひょっとしたらひょっとするぞー、とは思っていました。
ちょうどそんな時、烏賊舌音響{ニュートラックスのスタジオ}でレコーディング中だったスパゴーの八熊慎一君に大瀧さんが何気なくマット マカレルのことを話したら、ことのほか気に入ってくれたらしくヤックは僕宛に短い手紙をくれました。

そこには「マット マカレル様 お元気ですか?」と書いてありました。
そして、同じくスパゴーの橘兄弟は倶知安で3人でライヴをやってみないかといううれしい話をくれました。

その辺りからマット マカレルという名前は元気に?歩き始め、気がついたら僕はマット マカレルになっていました{笑}
「よっしゃ、インストアルバム マット マカレル名義でいこう」と大瀧さんは決断しました。

SMAの細田さんからはJUNK×3に マット マカレルとして出演してくれないかという嬉しいオファーが来ました。
とんとん拍子でマット マカレルは幸運なデビューを飾ることになりました。

冗談のような話から事が発展しましてCDを出してしまう我がレーベル、ニュートラックスの夢のある決断にホンマ感謝しています。

アルバムタイトルは LIFE IN BLOOM とつけました。11月3日に発表いたします。
僕は本気でヒットしたいと願っています。幸い外人のような芸名なもので、そしてインストロメンタルなので世界共通です。これを武器に来年はいよいよライヴをやろうと考えています。再来年は世界ツアーになればもっとええなと思います。夢を追いかけられる環境にあることに感謝せなあきませんです。

もうひとつ報告があります。7月の中旬からハワイアンスティールギターの練習をはじめました。これがスライドギターとはまた違って、とても難しいのです。オマケに弦が8本もあってまだ何もわからない状態で毎日練習していますが、大胆にも倶知安で1曲演奏してしまいました。ハワイアンのプロの方からみたらへたくそやなあと思われるかも知れませんが当たって砕けろでやっています。実は LIFE IN BLOOMのアルバムのなかでも弾きました。オーケーの出ていたアコースティックギターを消してまでレコーディングの最終日に録音しなおしたんです。そのあたりも楽しんでいただけたら幸いです。

今年は僕にとって有意義な年でした。アルバムが出たこと。もう1枚出ること、写真を始めたと思ったらその写真がジャケットに使ってもらえたこと。スティールギターを始めたこと。芸名をつけた???こと等。

次回はLIFE IN BLOOM の曲のことやレコーディングのエピソードを書きますのでしばしお待ち下さい。
それでは皆様、マットマカレルを松浦善博、共々よろしくお願いいたします。


■MATT MACKEREL 「 LIFE IN BLOOM」
2010年11月3日(水)発売 YYCF-125 6曲入り ¥1,800(税込)

LIFE IN BLOOM
MATT MACKEREL

バウンディ
2010-11-03


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2010年07月30日

ニューアルバム RAINBOW ROLLとRAMBLIN’ ROLL 

前作SLIDIN’&SLIPPIN’から、はや4年。僕にとっても待ちに待ったニューアルバムが、いよいよ発売されます。
第46話にもアルバムのことを書いていますので、そちらもあわせて読んでいただけたら幸いです。今回はレコーディングのトピックスを少し紹介したいと思います。

1 あの丘をめざせ ~Сочи далеко
RAINBOW ROLLの1曲目、RAMBLIN’ROLLの6曲めでもR。
トリオバンドでレコーディングしたいなあ、それもギターをいっぱいダビングしたいなあ。それが叶った曲です。何本ギターを入れたかは今となっては不明ですがホンマにいっぱい入れました。
小原礼さんと湊雅史さんのリズムセクションはそれはそれは強烈で、思わずギター弾く手を休めて見ていたいなあと思ったくらいグッグーッと来ました。
使用ギターはいっぱいですが、ギターソロはFENDERの60年代の12弦エレクトリックです。
Сочи далеко  とはロシア語でSochi Dalekoと発音します。 日本語に訳しますと「遥かソチ」という意味です。バンクーバーオリンピックをこの冬よく観ました。その時、日本人の選手の思いが心に響き、次のソチでは是非叶えて下さいという意味をこめてサブタイトルとしました。

2 九番目の約束
このアルバムで一番最初に録音した曲です。
奥田民生君のFANTASTIC TOUR 08にゲスト参加したときに、このバンドでレコーディングしたいなあと無理を承知でお願いしたら、皆さん心よく引き受けてくれました。
暑い夏の日に、烏賊舌音響に集合して和気あいあいとした中にも気持ちのよい緊張感を持ってレコーディングは進みました。民生君、礼さん、湊君と4人でリズムトラックを録り、後日キーボードの斉藤有太君がハモンドオルガンB-3をダビングしてくれました。
リズムギターは、左が民生君で右が僕であります。
この曲もギターソロはFENDERの12弦です。
民生君がコーラスをいっぱい入れてくれました。このコーラスを持ちまして九番目の約束は名曲になりました。

3 新橋
ずいぶん前に作った曲です。デモテープの段階でドラムはマシーンドラムと決めていました。ウーマントーンのようなギターソロと機械のドラムの違和感がたまらなく気にいっています。マシーンドラムは???さんです。ベースはアポロン 若いのにオジサンのように渋いプレイをしてくれました。電気ピアノは石井為人さん。すごく深い音を出してくれました。
ギターソロはJAMES TRUSSARTのSTEELDEVILLEという鉄板ギターです。ZEMAITISもそうですが鉄板系ギターがぼくはたまらなく好きです。

4 春 夏 秋と冬
「あの丘をめざせ」と同じ時にレコーディングしました。この曲でも礼さんと湊くんはゴッツかったです。ええ経験をさせてもらいました。
右チャンネルのリズムギターはFENDER STORATOCASTER、そして左のソロは1957年製FENDER TELECASTERですが{知人からお借りしました}まるでその音はレスポールです。JIMMY PAGEがなんでテレキャスやったのかが弾いていて見えました。

5 僕のこと 君のこと
リズムトラックは1年前にレコーディングしていましたがギターをダビングしたのは今年?です。元アンチノイズのアポロンとケイタがこのR&Bに似た曲のリズムをどないするかなと楽しみにしていましたら、若さあり、オッサンありのええ雰囲気を作ってくれました。石井さんは僕の口伝えのオルガンをうまいこと再現してくれました。
春、夏のストラト、テレキャスのコンビがよかったのでここでもFENDER大会になりました。人生初のFENDERギターだけでのレコーディングでした。

6 人間110年
RAMBLIN’ROLLでは1曲目を飾るロックンロール。得意分野の楽曲です。アポロンとケイタと3人で録りました。この曲にもギターいっぱい入ってます。ホーンセクションのようなイメージのスライドギターをイントロから弾いたのですがそんな風に聴こえますでしょうか?
使用ギターは
ZEMAITIS PEARLFRONT
GIBSON LES PAUL MODEL
FENDER STORATOCASTER他

このアルバムでのギターソロのスライド率は50%いっていません。指弾きが4曲もあります。全く意識していなかったのですが、気がついたらこないなことになっていました。

ヴォーカルは、九番目の約束は早い時期に録りましたが、他の5曲は今年のはじめに2日半で吹き込みました。僕としましては、異例のはやさで録れたのがうれしい限りです。
簡単ではありますが、少しでもレコーディングの雰囲気が伝わればうれしいなと思っています。
時をみてジャケット写真の話も書きますのでしばらくお待ち下さい。
それではRAINBOW ROLLとRAMBLIN’ ROLL末永くよろしくお願いいたします。

松浦善博

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2010年07月04日

【追記あり】松浦善博ニューアルバム「ROLLIN’ ROLL」配信のお知らせ

第46話でお伝えしましたように、7月7日に新しいアルバムの配信が始まります。

配信専用のアルバムタイトルは「ROLLIN’ ROLL」です。

アルバムの内容は、8月4日に全国発売されます「RAINBOW ROLL」に前作Slidin’&Slippin’のために奥田民生君が書いてくれた神戸に勇気を与えてくれる名曲「フィルモア最初の日」のリミックスバージョンを加えた7曲入りになります。

前作のフィルモアも良い仕上がりでしたが、今回はより良いサウンドを目指しましてじっくりミックスしなおしました。まずヴォーカルを何箇所か修正しました。ずっと気になっていたことが解消され、青天井を突き抜けたような爽快な気分になりました。そして民生君の天才的なコーラスを前面に押し出しました。このコーラスはビートルズを超えていると僕は確信しています。ゴッツイです。きっと民生君は「デカ過ぎ」と言うでしょうが、やっちゃいました。

もちろんテッチのドラムも、ヤックのベースも、僕と兄ちゃんのアコースティックギターも、ええ感じに仕上がりました。5年を経て再び蘇える「フィルモア最初の日」を楽しんでもらえたらうれしい限りであります。

そうや!スライドギターソロも民生君が弾いています。このスライドソロもええですよ。そのあたりも楽しんでください。

ROLLIN’ ROLL

1 あの丘をめざせ ~Сочи далеко
2 九番目の約束
3 新橋
4 春 夏 秋と冬
5 僕のこと 君のこと
6 人間110年
7 フィルモア最初の日
>>iTunes Storeはこちらより。
http://itunes.apple.com/jp/album/rollin-roll/id379201749


僕といたしましては是非アルバムを手にとって聴いていただきたいところなのでありますが、配信は一ヶ月前に始まるお得感がある。うーん!!!どっちがええかなあ?
いずれにしましても、一人でも多くの方に聴いて頂きたいと思っております。
皆様、ホンマによろしくお願いいたします。
アルバム制作エピソードなどボチボチ書いていきますので、今後とも「SLIDIN'&SLIPPIN」をご贔屓にお願いいたします。

松浦善博


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2010年06月13日

第46話 RAINBOW ROLL と RAMBLIN’ ROLL と ROLLIN’ ROLL

スパークスゴーゴーの橘あつや君から電話がかかってきた。
「河口湖の合宿にはグレコのSGしか持っていってないです。合宿中にやっぱりGIBSON
要るなあ。東京へ帰ったら探しにいこうということになったのです。それで手に入れたのがあの白いSGです」

兄ちゃん{あつや君のこと}僕のコラム見てくれてるねんなあ。そして電話。こういうのうれしいですね。バービーボーイズのいまみちともたか君は「パソコン以外は順調なこと、と信じます」というEメールを送ってくれました。ギタリストはみんな心がきれいなのでR。

そんな昨今とは何の関係もなく、またしてもコラムのアップに2ヶ月以上かかってしまいましたが、これには深い事情がありまして。

長らくお待たせいたしました。やっとアルバムの発売が決まりました。タイトルに書きましたとおり、レインボーロール、ランブリンロール そしてローリンロールという3枚のアルバムです。なにやら今大流行のロールケーキのようなタイトルでありますが、ケーキとはちゃいますよ!!!そやしなんで3枚なん???

まずはなんで長いことコラムを書けなかったのかをお話せねばなりませぬ。
それは我らがレーベル、ニュートラックス社長、大瀧さんの「善ちゃん、アルバムのジャケット写真撮ってみないか?」
この一言から始まりました。

何しろカメラといえば390円のインスタントカメラしか持っていませんでした。それも1年ほど前に2枚撮ったきりでほったらかし。正直に言いますと、写真には興味がなかったものですから最初はありえないことやと軽―い気持ちでいたのですが、ふと前作の淡路レコーディングの時、奥田民生君がジャケットの写真を撮ってくれたことを思い出しました。民生君は録音している時以外はずーとカメラを離さず、膨大な枚数の写真を撮ってくれました。おかげさまで素晴らしいジャケットが出来上がったことは、このコラムの愛読者?の皆様ならご存知のことと思います。

そこで考えてみました。僕にも出来るんちゃうやろか? ダメもとでやってみるか。しかーし、カメラのことなど何も知りません。どこのメーカーのどんなカメラを選ぶのか。僕はアナログ人間やからやっぱりフイルムカメラしかあかんのんやろなあ。そして一番の問題は何処で何を撮ればいいのかすらアイデアがなかったこと。問題山積です。

そんな時、大瀧さんが「今はいいカメラが出ていて簡単に撮れるし、そんなに値段も高くないよ。あっ、そうそう、3月の始めにオリンパスから小さなPENというマイクロ一眼カメラが出て、それなら善ちゃんにも使えるんじゃないかな」と教えてくれました。

僕はレンズが2本入ったolympus pen liteというカメラのお得なセットを購入しました。フイルムカメラかなあと考えていたのに見事にデジタルを買ったものですから、カメラの初期設定やら、記録メディア{当たり前かも知れませんがフイルムではなく切手くらいの小さなカード}がセットに付いてなかったので急いで買いに走る 等々 相当必死のパッチでありました。

オリンパスのカスタマーサポートセンターに何度電話をしたことか。それも初歩的な質問を繰り返す日々。いやはや申し訳ないなと思いつつも解らないことばかりで。でもオリンパスの方は親切丁寧に僕の問題を解決していって下さいました。そんなこんなを経て、何とか基本的なセッティングが出来あがり、近所での練習を始めました。
ギター始めて買ったけどチューニングってどないすんのん?弦はどうして張るの?コードって何や?何でもギターに例えてしまうのもおかしな話ですが、まさにこのレベルからのスタートでした。

写真はデジタルですから思いのほか簡単に撮れたのですが、笑ってしまうくらい下手くそでどうなることやら何度も挫折{たいそうやで}しそうになりました。そして時間のある限り写真を撮り続けること25日。何となくわかってきたような、そうでもないような微妙な状態でハワイ島へ撮影旅行を敢行しました。ナニ―ッ!!何と贅沢なヤツやねんとお思いでしょうがホンマのことを申しますと有り難いことにJALのマイレージがたまっていまして、そのおかげをもって無料航空券なるものをゲット出来たという次第で。そやからゴッツイ得をした気分で機上の人になれたというわけであります。


はじめて訪れるハワイ島、ヒロは緑の濃い、毎日よーく雨の降る町でした。
うむうむ、これだけ雨が降れば草木も思う存分育つやろなあと納得しながら、そして雨から逃げながら撮影を続けました。ホンマに雨はいきなりやって来ます。30秒で来ます。
3日目にはヒロにおける雨のメカニズムを解明?し、つかの間の晴れ間をねらって東奔西走。
結果、ヒロに行ってなかったら今回のジャケットは成立しなかったやろなと思えるほど、自分ではええ感じの写真が撮れたと思っています。
どんな具合かは楽しみにしていてください。

ヒロの次に島の反対側、カイルアコナの町に行き夕陽を撮影。そして懐かしのホノルルでさらにバンバン撮って人生初の撮影旅行は無事終了しました。

嬉しいことに大瀧さんは僕の写真に合格をくれて、何と、もりきこのジュニーさんがデザインをしてくれました。ジュニーさんは音楽だけやなくて、デザインもメチャ優秀なのであります。今は見本のCDが出来上がってくるのを、首を長くして待っている次第であります。

写真の話ばかりになってしまいましたが肝心の音楽の話に戻しましょう。
4年ぶりのアルバムということになりますが、今回はホンマにゆっくりレコーディングしました。そうや、曲を発表いたします。


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RAINBOW ROLL

1 あの丘をめざせ ~Сочи далеко

2 九番目の約束

3 新橋

4 春 夏 秋と冬

5 僕のこと 君のこと

6 人間110年

amazonで購入


以上6曲であります。
10数曲入りのアルバムではないので曲順を決めるのがホンマに難しかって、やっとのことでこの曲順に決まりました。
何日か経って大瀧さんから「6曲目の人間110年から間逆に聴いたらまた全然違うアルバムに聴こえるけど、どう思う?」という電話がありました。果たして、人間110年から聴いてみますと、これが全く違った印象のアルバムに聴こえてくるではありませんか。どうゆうこっちゃねんであります。

ドーンと王道ロックから始めるか明るくロックンロールからいくか、ここでかつてない迷いが生じてしまいました。

「よっしゃ!!それなら配信用を含めて3枚出そう」と言われた時にはひっくり返りそうになりましたが、こんな企画はそうそう実現できることではないし、ひょっとしてギネスか?的楽しさもあり、今はとても満足していますし、大瀧さんに感謝しています。
そんな夢のアルバムがランブリン ロールです。


Ramblin_RollYYCF124.jpg

RAMBLIN’ ROLL

1 人間110年

2 僕のこと 君のこと

3 春 夏 秋と冬

4 新橋

5 九番目の約束

6 あの丘をめざせ ~Сочи далеко


amazonで購入



そして配信専用のアルバムタイトルはROLLIN’ ROLLに決定。
ROLLIN’ ROLLは「フィルモア最初の日」のリミックスバージョンを加えた7曲入りのアルバムになります。このフィルモアが前作のミックスとはまた違いそこいらあたりも楽しんでいただけたら幸いです。


itune_matsuura.jpg
ROLLIN’ ROLL
1 あの丘をめざせ ~Сочи далеко
2 九番目の約束
3 新橋
4 春 夏 秋と冬
5 僕のこと 君のこと
6 人間110年
7 フィルモア最初の日
http://itunes.apple.com/jp/album/rollin-roll/id379201749

4年かけてこれだけかいな?と皆さん感じておられると思いますが、松浦善博 これでは終わりません。更なるレコーディングも現在進行中であります。
そやけどしばしの間はロール3部作をお楽しみ下さい。

配信は7月7日からです。I TUNEをはじめ最寄りの配信処からダウンロードお願いいたします。
アルバム発売は8月4日です。
こちらは手前味噌ではありますが写真も大きな魅力のひとつになっております。
もちろん歌詞カードの中の写真はそれぞれのアルバムで違いますのでそのあたりも含めて楽しんでいただけたらゴッツイうれしいです。

ではまた報告しますのでしばしお待ち下さい。
さあ、写真撮りに行こう!!!

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2006年06月05日

ソロアルバム2006/07/05 Release!!「Slidin'&Slippin'/松浦善博」

「Slidin'&Slippin'/松浦善博」YYCF-110ジャケット「Slidin'&Slippin'/松浦善博」
YYCF-110 ¥2,625(税込)
松浦善博ソロアルバム 2006/07/05 Release!!
全10曲収録

>> 詳細はこちら!

iTunes ストアはこちらより。
>>iTunes ストア

2006年06月04日

RELEASE ALBUM

Album
Idlewild South『Keep on truckin'』
ツイスト『ツイストⅡ』 ※「PAPAPA」1曲のみ
ツイスト『ハートロックパーティ』
ツイスト『アライブ』
ツイスト『HIP!!』
ツイスト『BEST&LAST』
ツイスト『ROUND2』
ツイスト『LIVE BEST』
松浦善博『THIS TIME FOR YOU』
SONS OF BLUES『SONS OF BLUES』
THE SONS『TAOS』
THE BAND HAS NO NAME『THE BAND HAS NO NAME』 ※「RAIN SONG」1曲のみ
THE BAND HAS NO NAME『ll』
松浦善博『Slidin'&Slippin'』