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シュリンプヘッズツアー 2013

1月11日から始まりましたシュリンプヘッズツアー 2013においで下さった皆様。有り難うございました。

連休なので、コタツとみかんとがベストだったと思いますが、寒い中来て下さって僕たちはホンマ感謝しております。

ツアーを体調の事情で延期しましたこと、心からお詫び致します。体調管理を徹底して
今後はこのようなことのないように心掛けますので今後とも宜しくお願い致します。

今回は初日から最終日までの出来事をつらつらと書いていこうと思いますので、最後までお付き合いのほどを。

合宿1日目

新年1月9日、バンドは淡路島の皆様ご存じ観光旅館うめ丸に集合しまして練習を開始致しました。
新しい曲から練習しようということになり、最近作った新曲を3曲メンバーの前でフォークギター1本で歌いました。
実はこれはいくつになっても緊張するものでして、ましてやこのご時世、デモテープを事前に皆さんのパソコンに送るというのが当たり前の中、楽譜も何も用意せずいきなり何のまえぶれもなく聴いたこともない曲を聴いてもらうわけですから、歌う方も聴く方もちょっとした緊張感に包まれるものなのでございます。

結果的に3曲とも合格といいますか、やってみようということでどんどんアイデアも出て
あっという間に完成。
あと数曲軽く確認程度のセッションをして初日のリハは終了。時刻は19時40分でした。


さあ、お楽しみの夕食です。この日はうめ丸の新メニュー「鯛フォンデュー」コース。

淡路玉ねぎの超濃厚スープで鯛とレタスをしゃぶしゃぶして食すという藤川社長一押しのコース。
淡路の玉ねぎは本当に美味しいので楽しみにしていましたが、このスープは絶妙でした。
これ以上書くとおなかが鯛を求めてくるので今日はこれくらいにして。

そのあとはそれぞれ露天風呂を楽しんだり、昔お世話になったマッサージチェアーとの再会に涙したり、約1名は本物の整体マッサージを受けたりと初日の夜はまだまだ続くのでありました。

合宿2日目

この日は練習前にこれまた悶絶的に美味しい淡路牛ハンバーグを中心としたランチをうめ丸のもう一つの顔「けひの海」というホテルでいただきました。
この100%淡路牛ハンバーグのパワーをもちまして午後からの練習はあっという間に終了。
このツアーの曲がすべて仕上がりました。

リハーサル後はまだツアーが始まっていないのにも関わらず、僕は大声でしゃべり倒し一瞬明日から声大丈夫かなと反省したりもしましたが、高級加湿器のおかげをもちまして喉も体調もバッチリ。

ツアー前の練習、そしてもし余裕があればツアー後の体力回復にも世界一のうめ丸であります。
うめ丸のスタッフの皆様、今回もお世話になり有り難うございました。


神戸チキンジョージ

ツアー初日は新装なったチキンジョージでの初ライブ。

1982年5月からお世話になっているお馴染みのライブハウスなのですが、いつも心地良い緊張感がある不思議な空間です。
今回は新しくなって初めてということで、音がどないなっているのかちょっと心配もありましたがさすがチキンと言いますか前と同じ音が僕に聴こえてきました。
音響の正木マサやんの力によるチキンマジックです。

リハが終了しオープニングをつとめてくれるThe Pinknutsのメンバーとあいさつをしていた時にちょっとした問題が発生。
ピンクナッツのボーカル、ギターの名前も何と松ちゃん。そない言うと最近、松ちゃん率がえらい高いなとは感じていたのですが。

ここで神本宗幸がええアイデアを思いつきました。

僕の呼び方をこの際変えようという提案でそれも毎日日替わりで変えるという斬新と言いますか最新のアイデアで僕はそれを即座に受け入れましてこの日の呼び名はぜんちゃんに決定。
軽く乾杯してライブをスタートしました。

初日のせいではなく結構間違えたりしながらもええライブになり本編は終了しました。

アンコールをいただきオールマンズのジェシカをやったのですがぼくに突然変異が勃発しましてどこを弾いてるのかわからなくなるわ、指はもつれるわ、めちゃ下手やわ、それは大変なジェシカでございました。
神戸の古い友達があれじゃジェシカと違ってジェスカやでと笑っていました。

いや失礼いたしました。基本的な運指の練習を1からやり直します。

打ち上げは松ちゃん[もはや僕ではない」のお店メキシコ料理のTIJUANA Casa de La La で開催されました。
松ちゃのお店、ホンマに美味しいです。もちろんメキシコ料理はバッチリ。それに霜降り肉のステーキの1000倍は好きなアメリカンビーフのステーキを久しぶりに堪能出来て、ぜんちゃんに改名したらこんなええことがあるのかと、少々多めにいただいてしまいました。

この夜ももっと騒ぎたかったのですがあと3か所声をキープせなあかんので、エイッと席を立ち帰宅しました。

神戸の皆様 有り難うございました。

今度は速弾き出来るギタリストになって戻ってきますので楽しみに待ってて下さい。

京都 都雅都雅

神戸から京都まではあっという間のドライブでした。
シュリンプヘッズは昨年6月につづいて2度目の都雅都雅。
the種子島無鉄砲’s  TWIN PEAKSとの共演もお馴染みとなってきました。

楽器を下ろしリハーサルは問題なく終了。ライブまでどうしようかなと思っているところへうめ丸社長 藤川さん登場。何と神戸から電車で来たとのこと。
それも日帰りするそうで、忙しい中京都まで来てくれた気持ちにただ感謝するばかりです。


そない言うと、その藤川さんですが最近はケイジロウと呼ばれているらしい。
60がらみの我々がぜんちゃんやったりケイジロウやったり世の中変わったものであります。
お腹が空いたのでケイジロウとコンビニでおにぎりとおーいお茶を買って食べました。

せっかく京都まで来てコンビニおにぎりでもないやろ。
それもうめ社長ケイジロウと狭い僕のホテルの部屋で。
せめて先斗町あたりにお連れするのが世の常、とは全然思わず結構おいしいなとか言いながらおにぎりをほう張り本番を待ちました。

本番直前にイーストヴィレッジギターズの東村さん「僕たちはがんさん又はがんちゃんと呼んでいます」に64年製のエピフォンウイルッシャーのリペアをお願いしました。
チューニングがすぐ狂うのでナットの調整をしてもらったらごっつい弾きやすくなりチューニングもすごくよくなりました。がんちゃん、いつも有り難う!!!


この日のライブには僕の体のことを全てお任せしている京谷先生と6月のネーヴのライヴ以来仲良くさせてもらっている渡邊先生が観にきて下さっている。

ですから僕の力は1億ボルト。ホンマに安心してライブに挑むことが出来ました。

それにしても先生方、音楽のことをよくわかっていらっしゃる。何年製のリッケンバッカーはここが違うからとか教えてもらい僕からそれは何でですかと質問することもしばしばです。
ですから打ち上げでお酒など一緒に飲んでいますとついドクターやということを忘れてしまうことがあるのですがホンマはゴッツイ方達なのであります。
僕が爺さんになってもずっと今の調子のままロックをやれるよう見守ってくれてはります。本当に僕はラッキーです。
実は神ちゃんのこともいざとなったらお願いしますと頼んであります。それに続くのがロジャー、そしておがんちゃんです。ここに長寿バンド シュリンプヘッズの秘訣があります。

その結果この日も楽しい展開のライブになりまして僕の名前はよっちゃんに改名されるわ、明日の名前がどないなるのやら楽しみになってきました。
直前にがんちゃんに直して貰ったエピフォンもこれまた最高で今後エピフォンを使うことが多くなるかも知れません。


打ち上げは近所のお店で執り行われました。
大人数での打ち上げでしたが明日のことを考え基本的にノーアルコールビールを飲みながらでしたので僕だけ低いテンションやったかもしれません。
都雅都雅の広瀬さんとまた夏にやりましょうと約束してこの日の宴はお開きと相成りました。
グッディーズの伊藤さん、はじめ京都の皆様有り難うございました。

名古屋 JB STUDIO ROUTE23

名古屋までのドライブも快適でした。
車のなかでそれぞれが名古屋の美味いものの話をしました。

例えば味噌煮込みうどんは大手チェーンより大須のあの店がええでとか、
ひつまぶしの中に埋もれたいだの、味噌おでんが食いたい。いや味噌カツや。

やっぱり名古屋のモーニングは行っとく必要があるやろだの。名古屋めしへの期待は頂点に達していきました。


話はちょっと飛びますがびっくりしたのが最近のパーキングエリアの食べ物の充実ぶりとそのクヲリティー。
小さなお稲荷さんを一つ食べただけですが、ホンマに美味しかったです。
1975年ころはごっつい美味しくなかったのでこれは新しい発見でした。


この日はTHE SONSの時からの旧友、山ちゃん率いるThe Great Cat’sとの共演。
久しぶりにレーナードの曲聴けるかなあと楽しみも増してきました。


リハーサルを終えホテルにチェックインし、荷物を置いたら希望者はホテル前の回転ずし集合ということに。
いち早く回転屋に到着した神ちゃんからの報告でお店は混みこみやから俺は別のところに行くわ。

松浦で2名名前書いとくからと電話があり、今回のツアーにリハから同行してくれている大阪のヴィンテージ楽器店、ギタートライブ社長、井上貴雄君と即座に向かいました。

その回転は超有名店らしくすごく混雑しておりウェイティングリストに僕たちの順番までに10組以上の名前が書きこまれていました。
これがある意味すごいリストで僕らを含めて松浦が二組あとはすべてが山田さん。

それも明らかに一緒のグループではなく、まるで他人の山田さん。

こういう事もあるねんな、いやこのあたりは山田率がたかいのではないかいなどと貴雄君と冗談を言いながら結果40分待ちまして着席。

しかしよく考えたらツアー中は生ものを食べないことに今年から決めたので本日2度目のお稲荷さん3個と赤出汁、そしてどうやらチンしたであろう卵焼きを食べてお店をあとにしました。
目の前のネタケースにはうまそうなマグロや白身がギッシリやったので残念無念。

なぜ生ものを止めたかと言いますとフィギアスケートの浅田真央さんがインタビューで試合中は生ものは食べませんというのを最近聞いて、彼女のストイックな生き方をちょっとだけ真似しようと思ったからであります。

JB STUDIOに帰ると山ちゃん達がやっぱりレーナードの曲をやっていました。
ボーカルの人、どこかで会ったことあるなとみていますと何とNancy名古屋店の岩永店長ではありませんか。いやいや久々の出会いが毎日続くのがツアーですが今回はとくにすごいなあ!!

シュリンプヘッズは3日目なので落ち着いて演奏できました。音的にはこの日が一番良かったかもしれません。ロジャーが演奏終了後「今日のアンコールみたいに毎日弾いて!

ごっつい気持ち良かった」と言ってくれました。メンバーにこんな風に言われるとうれしいやら、照れくさいやら。ゴッツイ励みになりました。

この夜もノーアルコールビールのお世話になりながら遠くは熊本から来てくれた久保田君、
東京からギターを持って駆け付けてくれた水野君とギター談義に花が咲きました。

山ちゃんとはついにメル友に。
山ちゃんがジョニーウインターと友達やと聞いてメチャ盛り上がりました。そして今年中に再演しようと約束しました。

名古屋の暑い暑い皆さん、本当に有り難う!!!


横浜 サムズアップ  サブタイトル 「ああ しんど」

ツアーバスは予定通り出発。順調に旅は続いていました。

ところが御殿場手前のトンネルの中で急にストップ。最初は軽い渋滞と考えていましたが続々とFACEBOOKに情報が入ってきます。

車は800メートル進むのに1時間半かかりました。

しかしこの渋滞を抜け再び順調に走れるようになりおがんちゃんとサムズ社長佐布さんとの数十回にも及ぶ細かい打ち合わせもスムーズにいってるかと思われた次の瞬間またもや車はストップ。

どないもこないもならない状態に陥っていることを初めて認識しました。

オープニングをつとめてくれるHOWDY GROOVIESの三橋徹君と連絡をとりシュリンプが着くまで何とか頑張って下さいとお願いしたものの全く渋滞は解消されず、これは今日はアカンかも知れないなと心の中で考えていた時、ロジャーが「わし、いままで一度も間に合わなかったことないで。ぎりぎりセーフは何度かあったけど。だから今日も大丈夫やで」と言ってくれた。

おがんちゃんも同じくぎりぎりセーフはあるけど一度も行けなかったことはないと言った。

みんなで絶対行けると信じてノロノロ運転は続きました。

厚木の少し手前でおがんちゃんが急にこう言い出しました。

「ぜんちゃんだけ海老名のバス停で下ろすからアコースティックギターを持って先に行って神ちゃんとやっててもらうというのはどないですか?」

僕は『海老名のバス停から海老名の駅までどないして行くのん?」と聞きかえした。

車はちょうど海老名出口100メートル手前くらいを歩くより遅い速度というかもう止まってるのと同じ状態でした。

その時思い出しました。

「なに、海老名の駅 おがんちゃん 海老名駅から横浜駅まで相鉄線というのがあって確か30分少しで行けるで」

東名を先に進むか、海老名出口で降りるか。

この判断を下すのに何分くらい費やしたかは覚えていませんが、おがんちゃんが「いちかばちかや」とハンドルを左に切りシュリンプ号は海老名出口に向かいました。

貴雄君がナビ係で次を右にとか二つ目の角左とか言いながら進みましたが不思議なことに1台も車というものに遭遇せずにまるで幻のような海老名駅に10分ほどで到着。
即座に必要なもの、そうでないものの仕分け会議を開き車を安全な駐車場に預け午後8時14分海老名発の横浜行は発車しました。

きっとアイツがシュリンプ号を海老名駅まで導いてくれたんやろなと僕は考えています。

電車は予定通り横浜駅に到着。
その直前車窓からサムズアップのビルが見えたときはそれはそれは感動的でした。

そうか、シュリンプヘッズやから海老名かと考えながらあっというまにサムズに到着。焦る心を抑えて落ち着いてセットしてライブが始まりました。

ほとんどサムズの機材をお借りしてのライブでしたがいつもより強い演奏をしたかもしれません。

サムズは東京に住んでいた時からたまにおがんちゃん達とのセッションでおじゃましていましたがこの夜のことは一生忘れられない思い出になりました。

ホンマに間にあって良かったと思います。
しかし車中の4人より実は電車組の神ちゃんとギターを雪の中抱えてた水野君のほうがきつかったと思います。待つのはホンマにしんどいもんです。お二人の忍耐力に感謝します。


また近いうちに、いや曖昧な言い方はやめて今年中にこの2バンドのライブを再現したいと心から願っています。
雪で来られなかった方がたくさんおられたと聞きました。
次回は雪、台風、その他の悪条件を回避出来る時期にやりますので是非いらしてください。

Howdy grooviesのメンバーの皆様。サムズアップの皆様。会場にお越しいただいた皆様。
どうしても来られなかった皆様。
本当に有り難うございました。

シュリンプヘッズは3月に東京と大阪で12月に出来なかったライブをやることになりました。
お待たせして、そしてご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。


シュリンプヘッズライヴ2013

3月19日 東京 目黒 ブルースアレー
3月21日 大阪 music bar S.O.R.a

詳細は追って報告いたします。 
よろしければと言いますか絶対観に来てください。


そしてその夜は
怒涛の4DAYSは無事終了しました。リハを入れると6日間演奏しました。
みんな凄く疲れているはずなのにこの日も楽しい打ち上げでした。

サムズのレストランSTOVE’Sがこれまた最高で、ついにノーアルコールビールから解放され大好きな炭酸を傍らに赤ワインを飲みハワイビールを飲み有名なハンバーガーを食べ、みんなが食べ終えたころに佐布さんにお願いして美味しいチキンもいただき、後半はずっと立って喋っていたそうです。

帰り道に2回こけましたが自然にこけたので怪我は全くしませんでした。

ホテルに帰着しましたが神ちゃんが飲み足りないというので急遽バー水野がオープン。

朝の5時過ぎまでああでもない。こうでもないはつづいたそうです。
僕は正直あまり覚えていません。そやけど楽しかったのは知っています。
バンドはホンマにええなあと心から思います。
ずっとシュリンプヘッズを続けていきたいです。どんなバンドになっていくのか。

レコードはいつ作るのか。今は誰もわかりません。ただ良いロックバンドでありたいと思います。

これからも末永く応援してください。

ダラダラした文章を最後まで読んでいただき有り難う御座いました。

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コメント (3)

りんごチップス:

あ~しんどツアーおつかれさまでした。
シュリンプヘッズ最高です!
楽しい4ステージ♪本当にありがとうございました。
そして雪道でのSlidin'&Slippin'…
ご無事で何よりでした。

♪ひょっこりひょうたん島…の歌詞がよく聞き取れなくてめっちゃ気になってます。
レコードとカセットの発売が待ち遠しいです^^

たれぱんだ:

ツアーおつかれさまでした。

横浜では、心配はしましたが必ず来てくれると信じていて、到着した時には「来てくれて良かった!」と。
誰一人文句を言わず、誰一人帰らず、ただふつうにライブが始まるのを待っていて、始まるや否や大盛り上がりのライブでした。
心に・記憶に残るライブを見て、ココにいることができて、本当に幸せでした。

毎日りんごちゃんのお酒を一口飲ませてもらい、美味しいものを食べ、おしゃべりし、大いに笑ったシュリンプツアー2003でした。

これからも、シュリンプヘッズを聞き続けていこうと思います。

シュリンプヘッズ最高です!!

たれぱんだ:

間違えました。

シュリンプツアー2003 ではなく
シュリンプツアー2013 です。


そして、まだまだ続く
シュリンプツアー2013
間違えることなく見に行きます。

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