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第27話 The Heartrock Partyその2〜第28話へ

ステーキパーティーに遅刻というか置いてきぼりをくった僕もすっかりオキナワの魅力にはまって次の日は集合時間の30分前にはチェックアウトを済ませ、いざオクマビーチへの準備はオーケー。みんなを乗せた大型バスは途中A&W(ハンバーガーチェーン)に立ち寄りここでもアメリカ的空気を感じつつ、でかいハンバーガーを笑い転げながら食べました。このA&W,日本ではオキナワにしか今はなく(むかしは神戸大丸の1階にあったんですがいつの間にかなくなった)観光スポットとしても大人気なのであります。3年前にThe Band Has No Nameのオキナワライブの時も有志を募ってお腹はいっぱいやったけど行ってしまいました。ギターの橘あつやはT−シャツも買いまして僕のアルバムジャケットの中の写真でそれが確認できます。オレンジ色のかっこええシャツです。

オクマビーチに着いたらさっそく遊べるんやと思いこんでたらこれが大誤算で次に予定しているライブアルバムと写真集用の撮影やラジオの収録と大忙しでまあオキナワということで終始リラックスムードではありましたが一応お仕事もしたわけでありました。ツアーの衣装に着替えてプールのまえでの集合写真を撮る時に誰にやられたのかは忘れてしまいましたがいきなりプールにはめられまして。結果ライブアルバムをお持ちの方はご存知と思いますが中ジャケットのメンバーは全員ビシャビシャという構図になったのですがはじめからあの形を狙っていたわけではなかったんちゃうかなあ?多分金ちゃんかサメちゃんが僕をプールにはめようと計画していたと想像しています。でも楽しくてええ写真になったのでよかったなと!(ボツになった写真のなかには僕がプールでおぼれかかっているというどないしようもないくだらないショットも存在するということをここでお伝えしておきます)

公式行事も終わりその夜はホテルのディスコに繰り出しましたが何かだんだん体調が変になってきまして、といいますか頭が痛くなってきてその後のオキナワをどう楽しんだのかあまり憶えていないのであります。思えば前の日もゴッツイ寝てしまいステーキに遅刻したし症状はボチボチ出てきてたんですなあ。そして頭をさわりますとどえらいデッカイたんこぶが出来ていて全ての謎が解けたのでありました。

第28話 大阪万博お祭り広場ライブでの出来事

ストーリーはオキナワ公演に行く前の大阪での大きな野外ライブ時にフラッシュバック。(ホンマはこちらから書く予定やったんですがはよーオキナワに行きたかったみたいで)
田園コロシアム以来のスペシャルコンサートでライブレコーディングの収録はあるし苦手な「夜明けの恋」はやらなあかんしで僕は今では廃墟になっている梅田近くのPホテルの部屋にこもりっきりで練習していました。エレキギターを始めてしばらくして気づいたのですが他の人みたいにハイウェイスターのソロみたいないわゆる速弾きがちゃんと弾けないのが判明してきました。そこであれこれ思案の末スライドやったら出来るかなあと〜現在に至ってるわけなんですがなんで速弾きが出来ないかといいますと中学2年の時に軽—い結核になってしまい1年間ストレプトマイシンという薬をずっと左手に注射しまして右腕と交互にしなさいというお医者さんの意見を聞かなかった僕のアホなミスなんですが、いまでもホンマはずっと左手は痺れたような感覚の日が多く整形外科をはじめありとあらゆる治療は受けてみましたがこの注射ダコだけはいかんともしがたくギターダコはないくせに注射ダコがあるやなんてシャレにもならへんです。そやけどそのおかげでスライドギターという天職に巡り合えまして逆に感謝しているのであります。それにしても「夜明けの恋」のイントロが超高速速弾きではないのにもかかわらず出来ない僕はかなり煮詰まっていました。ギターテックの藤田まさる君が励ましにやって来てくれたりやれるところまで頑張りましたが本番ではインチキ奏法で乗り切るというかっこ悪い結果に終わってしまいました。

ホールツアーでは全然あがらなかったのにこの万博ライブだけはなぜかゴッツイ緊張しました。ちょうど夏の終わり頃やったので日差しが強くその影響でか僕の足元のエフェクターの調子も最悪でピーピー、ハウリングしまくりでそらもう必死になって演奏を続けました。ライブも終盤にさしかかり『燃えろいい女』のイントロが始まると打ち上げ花火が上がるという演出は知ってはいましたがまたまたピーピー、ハウリングがしだして参ったなと思った次の瞬間思いっきり誰かに頭を殴られたような激痛が走り演奏は続けましたが周りを見回しても誰も僕を殴るヤツなどおらず、何がどないなってんのやまるでワケがわからんまま本編は終了しました。舞台の袖にもどりますとスタッフの人達が駆け寄ってきて『松ちゃん、大丈夫か?』と僕を抱えるように大事にしてくれる。『なんか、誰かに頭殴られたような感じやねんけど殴られてないよなあ?』と質問しますと燃えろの時の打上げ花火の不発弾が僕の頭を直撃したというではありませんか。実物を見せてもらったら野球のボールくらいの鉛色をした球で当たり所が悪かったら今頃どないなっていたことか!!不幸中の幸いでアンコールも出来たしその夜はどうもなかったのですがオキナワの炎天下の下でだんだんおかしくなってきたという次第で。しかし今でもこのとうり生きてますし脳のMRIも年に1回撮ってるけどその影響はないみたいやし(いや、ちょっと待てよ。最近よくボケキャラやとか癒し系やとか言われるけどひょっとしたら原因はあの不発弾かなあ?)ホンマあの時大事に至らずにすんで良かったなと思っています。

ずっと前のコラムに書いたと思いますが子供の頃のトラウマで観覧車ジェットコースター関係にはよう乗らんし花火大会にもそれ以降出掛けたことはありません。人間それぞれ苦手分野ちゅうもんがあるものですが僕のそれはちょっと変わっているようでしてその辺りの話をしますと『またそんなウソついて』とか笑われたりします。でもホンマですよ!!
この際ですからついでにもうひとネタお話しておきますと高校1年生の時、四国行きの船に乗った時のこと、その船が不運にも座礁してしもうて何時間もかけて他の救助船に引っ張られて翌朝港に着いたという恐ろしい体験もしております。当日の新聞のトップ記事になって手を振ってる僕も小さく写っていたという話を聞いたような覚えがあります。しかしさすがにこの写真に関してはウソかも知れません(笑)

話は大きく逸脱しましたがそんな調子でハートロックパーティーのツアーは無事?終了しました。色々珍事もありましたが充実したツアーでした。もしツイストアライブをお持ちの方がいらっしゃったら是非お祭り広場の『燃えろいい女』を聴いてみてください。きっと笑えると思います。
バンドに加入してから1年とちょっと経ってはじめての長期休暇がもらえることになり神戸へ里帰りしたり三軒茶屋のミックテーラーこと新井清貴君やブラッドショットのメンバーと毎日あーでもない、こうでもないという日々を過ごしました。
10月には箱根の由緒あるロックウェルスタジオへ行って新しいシングルを録音するという発表がありボチボチ練習も始まりまた忙しい日々が始まろうとしていました。

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