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第36話 初夢を見た

昨年の正月にとてつもない大スペクタルな初夢を見てそれをコラムに書いたことがまるで
昨日のことのように2008年は通り過ぎていった。楽しかったこと。悲しかったこと。
はたして2009年はどんな年になるのか。自然の流れに任せるしかないなあと考えています。
さて今年はラッキーなこと?に2日の夜に夢が初上映されました。どんな内容やったかと申しますと!!!

小林和之君(通称お兄ちゃん。ブラッドショットのリーダー、現エピックレコードジャパンの社長)と僕が品川駅らしき大きなターミナルビルのコーヒーショップでお茶を飲んでいるシーンから夢は始まった。そのコーヒー屋は巨大ショッピングセンターのフードコートとは比べ物にならないくらい大きなスペース、そして高級感にあふれていた。

店内のいたる所に観葉植物が配置され間接照明ともあいまってさすが東京はちゃうなあとか話しながら席に着いてまた驚いた。何と各テーブルにはハワイウォーターのサーバーが設置されておりご自由にお水をお楽しみ下さいというサービスが施されている。「お兄ちゃん、ゴッツイサービスやな」と僕が驚くと「松ちゃん、実は水道局とハワイウォーターが合併してさあ,ハワイから海底パイプでハワイウォーターが東京まで来るようになってん。将来的には各家庭にもいきわたる計画が今進んでるのよ」と明石家さんまにちょっと似た口調で説明してくれた。

「フーン、ゴッツイねんなあ」とよーくそのサーバーを見ますとちょうどエヴィアンの1.5リットルくらいのペットボトルをひっくり返した形でラベルにはカタカナでハワイワラーと書いてあった。

さあ飲み物を注文しようと辺りを見回しても1人も店員さんがいない。どうゆう風に注文するのかわからずにいると「松ちゃん、コーヒーでええか」とお兄ちゃんが言うた瞬間にコーヒーがまるで自動マージャン卓からマージャン牌が上がってくるのと同じシステムでテーブル上に上がってきた。僕は驚きを隠せず周りのテーブルもチェックしてみることにした。ところが周りのテーブルには回転すしのコンベアーみたいなものが回っていてその上をコーヒーやケーキなどがぐるーっとまわるシステムになっておりその時点で僕らの席が特別席やったことを知った。

「8時のこだまで神戸帰るんやろ。そろそろ切符買わなアカンで」と促され切符売り場に向かった。そこはどっからみても品川駅とは思えない懐かしい感じのする場所で神戸電鉄の有馬温泉駅とそっくりやった。窓口に行き8時の最終のこだま号新神戸行き禁煙1枚下さいと言いますと駅員さんはB5位のサイズはあるであろう大きな切符?らしき紙に手書きで発行手続きをし始めた。

料金を払い終えると「8時はぎりぎりやねえ。急いでくださーい」とせかされたので多分山手線であろうホームにちょうど入ってきた電車らしき乗り物に飛び乗った。しかしこいつは紛れもなくジャンボジェットでこの世界では飛行機が電車の役目を果たしてるようでどうにも不思議ではあったが疑わずに発車を待った。

ところがなかなか発車しない。そうこうしていますと僕は立っていたのでもらえなかったのですがウェルカムドリンクサービスが始まりだしたりしている。時計をみると19時51分になっていた。アー、シャンパン飲みたいなあとか思いながら時間がないのであわてて下車し先ほどの切符売り場に戻り間にあわない旨を伝えると「伊豆行きの最終の踊り子に乗ってそこから高速船で名古屋まで行き朝一番のこだまに乗ってもらうしか方法はないです」というので切符をキャンセルしてブラッドショットの合宿所に泊めてもらうことを勝手に決めた。

さすが夢やなあと思うのは駅がいきなり三軒茶屋~下高井戸間を走る世田谷線の駅に変わっていたこと。まるで瞬間移動、どこでもドアーである。大沢家政婦紹介所を右に見ながら路面電車に揺られ見知らぬ駅に降りたって線路沿いを進行方向に歩きますとすぐに合宿所にたどり着いた。

小林圭三君(お兄ちゃんの弟、ギタリスト)と壇辻君(ドラマー)が出迎えてくれた。「さっきアニキから電話があって松ちゃん神戸へ帰ったでと言うてたけどどないしたん?」と聞くので事情を説明して一泊させてもらうことになった。「今晩はパーティーやねん。それもヤミ鍋パーティーやから松ちゃんラッキーやで」と圭三が嬉しそうに言った。

合宿所にあがるとちょうど6畳間をふたつぶち抜いたくらいの広さの和室に鍋が3つ設えられてあった。メンバー以外にも初対面の人が何人もいてみんながヤミ鍋とやらを囲みはじめた。どんな食材を入れるんやろかと大きな皿をみますと明らかにニシキヘビのそれとわかるぶつ切りとパイナップルしかのっていない。「名村君が他の材料持って今こっちへ向かってるからボチボチはじめようか」と話しているとタイミングよく名村君(ベーシスト)がみたこともないような原色の大きなキノコと長細いブロッコリーらしきものを持って帰ってきた。

これが今日の鍋にはマストアイテムやとか何とか話している。どうやら僕には食べられそうにもないので、「練習場見に行ってくるわ」と表に出た。練習場は家の外にある空き地にロープを張り巡らせただけの簡単な設備でドラムセットとTASCOM の8チャンネルのカセットMTRが2台おいてあるだけであった。これでどないして練習するんやろかと首をかしげていると青い光が点滅しだした。この青い光の点滅で目が覚めた。青い光の主は携帯電話のメール来ましたよーの合図であった。またしても携帯に起こされてしまった。これでは去年とまるで同じパターンやないか。この光さえ点滅しなければヤミ鍋パーティーに戻れたであろうに。

今晩の夢に期待ということで支離滅裂な初夢でありました。しかしよく考えると去年の初夢にもブラッドショットは出演してくれたし来年も宜しく御願いしますと早めに出演交渉しとかなあきませんな。夢と言えば30歳の頃から54歳の今まで何度もくりかえし見続けている夢を今回お話することにします。

その夢を見出したのはエピックレコードのディレクターになってからで毎回シチュエーションは違うのですが結論から言いますとステージに辿り着けない夢なのであります。ある時は大きな野外ライヴの会場でどの通路をどの方向に行ってもステージに行けない。またある時は舞台の袖まで来てるのにギターが見当たらず出るに出られない状況やったり、バンドはまだ演奏してるのに大道具さんが機材を撤収しだして松浦君は今日は出んでええよと言われたり。その他手を変え品を変えの100種類近いヴァージョンを経験しています。

24~5年も見続けているのにも係わらず一度たりともギターを弾いたことはありません。これはいわゆる悪夢の一種やと思うのですが笑えるのがそのドリームバンドがアイドルワイルドサウスでもツイストでもサンズでもブラッドショットでも、もちろん自分のソロやバンドハズノーネームでもなく決まって「ハウンドドッグ」であるということです。もちろんハウンドドッグとは友達ではありますが一度だけスタジオの仕事をいっしょに演奏しただけなので、今だになんで夢でのバンドがハウンドドッグなのかは解明出来ずにいます。

最近では正月前にも上映されました。この夢とは一生涯お付き合いすることになるんやろなと思っています。なぜこの夢を見続けるのかの理由を追求するつもりもないしこの頃は慣れてきて「あっ、これ夢やわ!」と夢の中で解る時もあるくらい進歩?しています。これを読んで「あー、こうゆう夢あるある」と笑ってもらえれば幸いです。


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コメント (3)

たれぱんだ:

松ちゃんの夢回路はいったいどうなっているのでしょう。
ぱんだの初夢は、、、見たとは思うのですが目が覚めた瞬間に忘れてしまいました。
確かに夢を見た、、、気がするのですが。
夢を見た気がするっていう夢だったのでしょうか?

そしてまた、ステージに辿り着けない夢を見たのですね。
ならば、必ずステージに辿り着けるよう祈ってはみますが、やっぱり辿り着けないのでしょうね。
それとも、辿り着けた夢を見た時何かが待っているのでしょうか?

二星ひとみ:

ご無沙汰いたしております。
本年もどうぞ宜しくお願いいいたします。
長い間お目どおりかなっていませんがお変わりなくご健勝にお過ごしのようで何よりです。

『夢』これはもうまさしく『深層心理』のたまものですので・・
きっと一番にそれを『意識の下の意識』でずぅ~っと気にかけていらっしゃるのでしょうね。

今でも律儀であっさりと優しい松浦さんの一言一言がよみがえります。今年も変らぬご活躍を心から祈っております。

そしてもうすぐ震災から14年。
いろいろな意味で新たな時を又ひとつ心に刻まねば・・・といつもいつもいつも。

r:

自分も同じ夢ではないけど、あまりにも展開がかわるので、夢の中で夢に気付き、夢を操作しようとする夢を見ます。もちろん願望が夢で実現することはないのですが。

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