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第04話 『ゴールデンカップスとハンバーグランチ』

またまた中3のとある土曜日の午後、今度は坂根君と一緒にミナミのナンバ一番というジャズ喫茶までゴールデンカップスを観に行こうということになり、まずは梅田で腹ごしらえにと140円のハンバーグランチを食べ、いざ会場へ。

ナンバ一番は薄暗いビルの中にあり、意外と地味で、開演30分前にもかかわらず人気(ひとけ)が少ないのにちょっと不安になりつつ、キップを買わなあかんのでキップ売り場へ。
そこには小さなハリガミがしてあり『本日のゴールデンカップスの公演は中止になりました。代わりにザ・ダイナマイツが出演します』となってました。
「これはえらいこっちゃ、どないしてくれんねん」と叫んでも後の祭り。
結局ザ・ダイナマイツを観ることにしました。

このときのギターが山口富士夫さんだったことは後日知ることになるのですが、初めて聴く外国っぽいサウンドは、カップスショックを十分忘れさせてくれるものでありました。
「トンネルぬけてー」という曲のこの言葉がずっと耳に残っています。

10年ほど前、元ゴールデンカップスのルイズルイス加部さんとセッションした時、「なんであの時ナンバ一番キャンセルしたん?」と質問したところ、当たり前といえば当たり前なんですが、「そんなの覚えてるわけないじゃん」と言うてはりました。

加部さんのギターはゴッツイですよー。何度か一緒にやらせてもらったけど、天才や思います。あんな音誰にも出されへんです。ベースもスゴイけどギターもスゴイ。機会があったら是非聴きに行ってください。

ということで、ライヴも終わり帰途についたのですが、どうも気持ちが悪くなってきました。熱もちょっとあるようで、家にたどり着いたときには立派な病人に成長してました。
またまた松井先生(→第2話参照)の登場です。
食中毒ということで、上から下から右から左からそれはもう大変で、ツライ数日を過ごすことになりました。

それから数年間、練り製品(ハンバーグ・シュウマイ・豚まん・ワンタン等)は食べられなくなってしまいました。
アメリカのマクドナルドの牛肉100%のパテのおかげで、ハンバーグはOKになりましたが、今でも豚の練り製品はあまり好きではありません。
横浜名物のシュウマイ弁当を新幹線の横の席で食べられると、僕は席を移動せざるをえません。
シュウマイには何の恨みもないんですが、あの時のハンバーグはシュウマイに近かった?・・・のかもしれません。

サメちゃん(元ツイストのベースで大の仲良し)は、ツアーの時、新横浜から来る僕の携帯に「シュウマイ弁当買って来てぇや」と連絡を何度かしてきましたが、そのリクエストにこたえたことは一度もありません。「売り切れ」とかテキトウに答えてました。この場を借りておわびします。

The Sons(サメちゃんがやっているバンド)は、4月からツアーだそうです。
サメちゃん、シュウマイ弁当食べてガンバレ!!

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